ヨーロッパサッカー 初心者講座

サッカー日本代表とヨーロッパチームの実力の違い

日本

サッカー日本代表チームは、アジアではトップクラスの実力を有し、ワールドカップ出場国の常連となりましたが、ヨーロッパや南米のトップチームと互角に渡り合うだけの実力はありません。国際Aマッチで日本代表がヨーロッパのトップクラスと言えるチームに勝利したのは、2012年にフランスとの間で行われた親善試合のわずか1勝のみで、イタリアやイングランド、オランダ、スペイン、ドイツといった強豪国相手には、未だ1勝もできていないのが実情です。

サッカーワールドカップに限定すると、初出場となった1998年のフランス大会でクロアチアと対戦し敗戦、地元開催となった2002年は、ベルギー相手に好勝負を演じた後ロシアを下し、ワールドカップでヨーロッパ勢相手の初勝利となりました。2006年のドイツ大会はクロアチアと引き分け、2010年の南アフリカ大会ではオランダに惜敗したものの、デンマークを下し自国開催以外では初めて決勝トーナメント進出を果たしています。

2014年のブラジル大会ではギリシャと引き分け、ヨーロッパ勢との対戦は通算2勝3敗2分と5分の成績です。1998年に日本代表が初めてワールドカップに出場してからは、欧州のクラブチームに移籍して活躍する選手が増えており、戦術面での理解が向上するなど、代表のレベルアップにも繋がっています。