ヨーロッパサッカー 初心者講座

ゴールキーパーの足下の技術

ゴールキーパー

ジョゼップ・グアルディオラ監督のポゼッションサッカーが注目される前まで、ゴールキーパーはチームの戦術からは一線を引いた立場にいることが多く、チームミーティングで話を聞いていなくても問題ないとされる時代がありました。

ゴールマウスに飛んでくるシュートを防ぎ、ゴールキックを前方に蹴り出せばそれだけで仕事が済んでいたのです。しかし、現在はゴールキーパーも戦術に組み込まれることが一般的で、特に個人技が求められるようになってきています。

近年のサッカーは、ボールを保持してパスをつなぎながら相手神内に攻め込むスタイルが主流になっています。そのため、相手チームからすると足下のテクニックに劣るディフェンダーがボールを持ったときにプレスを仕掛けてプレッシャーを掛けようとします。そこで、ボールを保持したいチームはゴールキーパーにパスをしてボール保持を続けるのです。そのため、キーパーの個人技が優れていないと相手選手のプレスを交わすことが出来ず、失点に直結してしまいます。

最近のサッカー界はボールポゼッションを高めるために、チーム全員に個人技が必要なのです。当然、ゴールキーパーに足下の技術が求められます。

ジョゼップ・グアルディオラ監督が指揮するマンチェスター・シティでは、イングランド代表ゴールキーパーであるハートは放出され、新たに加入したブラボも不安定で監督を満足させることができず、新たにブラジル人ゴールキーパーであるエデルソンを獲得しました。

それほどジョゼップ・グアルディオラ監督は、ゴールキーパーに高度な技術を求めており、低い位置からパスを繋ぎ、ポゼッションにこだわりを持っています。

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